小島
シンガポールは小さな島です。世界地図で見つけるのが難しいほど、小さいのです。その小さい島にたくさんの人が住んでいるので、他の人々のことを考えて行動することが重要です。この島に住む男性が、初めてやって来る婚約者にあててこう書きました。「とにかく狭いのだから…いつも自分の周りにスペースがあるか、気を配っていなくてはいけないよ。周りに注意して、人が来るなら脇によけて、自分が誰かの行く手をさえぎっていないか...
View Article素晴らしい導き手
俳優が演じて映画ができますが、撮影を仕切っているのは監督です。フランスの女優マリオン・コティヤールは最新作について、監督の意図をいつも理解していたわけではなかったと語りました。「分からないままにしているのは、おもしろい体験でした。自分を映画の物語と監督に任せていくことで、すべてがうまくいきました。」...
View Article友と私
昔コンスタンティノープルの主教を務めたヨハネ・クリソストム(347~407年)は、友情について次のように語りました。「友情とはこのようなものである。すなわち、友情を通して、その土地や季節を愛する。花が周囲にかぐわしい花びらを散らすように、友は、友がいるというだけで、その土地を好きにならせてくれる。」...
View Articleラブレター
朝出勤すると、すべてのメールの確認をします。まずは一通り目を通すだけですが、中には、すぐに開いて読みたいメールもあります。そう、大好きな人からのメールです。...
View Article閉まるドア
警報音が鳴り、駈け込み乗車をしないようにアナウンスがあって、電車のドアが閉まろうとしていました。ところが、まだ数名は電車に飛び乗ろうとしました。そんなこんなで、ひとりが扉に挟まってしまいました。幸いにも扉はすぐに開いて、その人は無事に電車に乗り込みました。ほんの4分もすれば次の電車が来るのに、なぜそんな危険なことをするのでしょう。私にはよく分かりません。...
View Article中国のことわざ
中国のことわざは日常を取り扱った内容が多く、その背景に物語がある場合がほとんどです。「苗をひっぱって生育を助ける」ということわざは、宋の時代のせっかちな人の話が出所です。彼は米を植えたあと、その生育を心待ちにしていましたが、ふとあることを思いつきました。すべての稲を、少し上に引っ張るのです。この作業を一生懸命した後、水田を見渡すと、稲が伸びて「育った」ように見えました。彼は大喜びしましたが、その喜び...
View Article何事にも定まった時期が
あなたが私のようなタイプの人なら、何かを頼まれると断るのが苦手でしょう。それが、ボランティアやチャリティーなど人助けにつながるような場合は特にそうです。自分の優先順位を考えて断るべき正当な理由があったとしても、罪意識を感じたり、クリスチャンとして良い証を立てていないように思ったりします。...
View Article走り寄る父
息子の帰りを待ちわびていた父は、毎日、家から延びる道の向こうを見ていました。そして夜になると、がっかりして床に就きました。しかし、ある日、小さな点が見えました。やがて赤く染まった空に人影が見えました。あの子ではないだろうか…歩き方に見覚えがあります。そして、あの子にちがいないと思うや、「まだ家までは遠かったのに…彼を見つけ、かわいそうに思い、走り寄って彼を抱き、口づけし」ました(ルカ15:20)。中...
View Articleあなたの話をして!
元受刑者で、クリスチャンになって間もないマイケル・ディンスモアは、ある日、刑務所で証をしました。その後、数名の受刑者が「こんな面白い集会は初めてだ!」と言いに来てくれました。神が自分の単純な話を用いられたことに、マイケルは驚きました。...
View Article父はともにいる
孤独に苦しむ友人は、フェイスブックにこんな書き込みをしました。 「ひとりぼっちだと感じるのは、友だちがいないからじゃない。私にはたくさんの友だちがいる。話をしたり、支えたり、認めてくれる人、私のことを心にかけ心配してくれる友がいる。でも、彼らは、いつもいっしょにいるわけじゃないし、どんなときにもいてくれるわけじゃない。」...
View Article平凡な人たち
ギデオンの話、士師記6章は、私を励ましてくれます。ギデオンは平凡な人でした。彼は農夫で、臆病な性格でした。神は、イスラエル人をミデヤン人から救いなさいとギデオンを召されましたが、彼の最初の返答は「ああ、主よ。私にどのようにしてイスラエルを救うことができましょう。ご存じのように、私の分団はマナセのうちで最も弱く、私は父の家で一番若いのです」でした...
View Articleまたか!
携帯電話にメールが来たので読んでいると、頭に血が上り、腹わたが煮えくり返りそうでした。もう少しでとげのある返信をするところでしたが、ふと、「冷静になって、返信は明日にしなさい」という内なる声が聞こえました。一晩ぐっすりと眠り、翌朝になってみると、あんなにも腹立たしかったことが、大した問題でないように思われました。私が過剰に反応したのは、自分の都合より相手の都合を優先させる気になれなかったからです。人...
View Articleピープル・パワー
電車に乗ろうとした人が足を滑らせ、車両とプラットホームの間に太股まで挟まってしまいました。数十人の乗客が救助に駆けつけ、ありったけの力を振り絞って隙間を広げ、挟まっていた人を無事助け出しました。鉄道会社の広報部のデイビッド・ハインズ氏は、インタビューに応えて言いました。「乗降客のみなさんが協力してくれたおかげで、大けがをしたかもしれない人が無事でした。いわばピープル・パワーです。」...
View Article神は気にされないのか
飲酒運転のドライバーが事故を起こしても無傷で、しらふの被害者が重傷を負ったのはなぜでしょう。悪人が栄え、善人が苦しむのはなぜですか。身の回りで起こることに困惑して、「神さま、どうなっているの!」と叫びたいことが何度あったでしょう。...
View Article奇跡の雨
中国雲南省の丘陵地帯に住む村人の生活は厳しいものです。彼らの主食はとうもろこしと米ですが、2012年の5月、ひどい干ばつに襲われ、作物は枯れかかっていました。村人は心配して様々な雨乞いの儀式を行いましたが、何の効果もありません。すると今度は、クリスチャンになった5人の村人のことで、先祖の霊が怒っていると言い出しました。...
View Article私が心配することではない
常にあらゆることを心配している人がいました。ところがある日、彼がくつろいで口笛を吹いているので、友だちがどうしたのかと尋ねました。すると、人にお金を払って心配をしてもらうことにしたと言います。いくら払うのかと問うと、週に20万円とのこと。「そんなに払えるの?」と言うと、「無理だよ。でもそれは彼が心配することだから」と答えました。...
View Articleやさしい光
中国雲南省の田舎に住むワン・シャオイン一家は、夫が病気で貧困にあえいでいました。姑は、この災難はシャオインの信仰のせいだと言って彼女をいじめ、先祖を拝むように言いました。しかし、妻が内から変えられたことを見ていた夫は、「母さん、シャオインだけではダメなんだ。僕たちも神を信じよう」と言ったのです。妻の変化を見て、彼はイエスの福音を信じるべきではないかと真剣に考えていました。...
View Article神に飢える
アポラピは中国雲南省山岳地帯に暮らす、アカ族の長老のひとりです。私たちは伝道旅行で彼に会ったのですが、大雨のせいで週一回のバイブルスタディを欠席したと言い、「神のみことばを分かち合ってください」と懇願されました。...
View Article無関心にならない
美しいサリーをまとった女性たちは、寄付集めのイベントを主催しました。アメリカ在住の彼女たちは、母国インドにある自閉症の子どもたちが通う学校の窮状を耳にして、心配するだけでなく、自分のこととして受け止め、何とかしようと行動しました。...
View Article神は返事をなさる
大好きな韓流スターのツイッターを見つけたので、喜んでメッセージを送りました。返信の可能性が低いことは分かっていました。彼女のような有名人は毎日、膨大な量のメールをもらうのですから。でも、やっぱり期待しました。もちろん返事はありません。...
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